昨日の猫登山は下山するまでほとんど疲れを感じなかったが、小仏の登山口から高尾駅までの7kmがとてもきつくて、今日になっても膝と腰が痛くて動く気になれなかった。素直に小仏バス停からバスに乗れば良かったものを、この区間は意外に猫が多いので、欲張って住宅街を経由するなどして余計に歩いてしまった。途中の蛇滝口バス停から先は出勤前に散歩したことがあり、その時の印象で取るに足らない区間と思っていたが、小仏登山口から蛇滝口までが予想以上に遠かった。
そんなわけで今日は散歩を含む一切合切をお休みして、一昨日の散歩で見かけた猫たちの続きを紹介する(前回の記事はこちら)。この日の歩行距離も13.2kmと長かったが、ほとんどの区間が平坦なのでそれほど疲れは残らなかった。散歩のスタート地点は、たまたま八高線の接続が良かったので東福生にしたが、そうでなければ拝島からでも良かった。この日歩きたかったのは、主にあきる野から八王子の外れの高月地区にかけてのエリアで、拝島時代には時々訪れていた場所だが、分倍河原からとなると通勤のついでというのも難しく、ここのところ足が遠のいていた。特に高月地区は八王子市の陸の孤島といっても過言ではなく、集落を貫くバス便はあるものの、ほぼすべてが拝島駅行きで、八王子駅方面へ抜けるには純心女子学園で乗り換えを強いられる。ただしその不便さゆえに、かつて多摩地区のどこにも見られた長閑な風景が残されているわけで、住民でもない俺がもっと便利にして欲しいなどとは思っていない。
さて、散歩の方は歓楽街を抜けて商店街へとやって来た。いかにも飲食店の裏口という感じの扉に猫が張り付いている。
恐らくご飯待ちなのであろうが、この節、お店は営業できているのかな。
隣の建物との隙間には三毛がいた。こちらに気づいて近寄ってくるところ。
せっかく挨拶してくれたのに悪いんだけど、今日は手ぶらなんだよ……。
何も出てこないと知った三毛は、がっかりする風でもなく静々と佇んでいる。茶トラ白は後ろで様子を窺っている。
ちなみに三毛も茶トラ白も顔見知り。会うのは2017年9月以来(こちらとこちら)。
ここは街外れの猫拠点。夏場は桜の大木の下が猫の避暑地になるが、冬の今は日なたでまったりしている。
順光位置に行けないので横から頑張ってみたが、この白んだ日差しで黒猫はムズカシイ。せっかくの被毛がきれいに撮れないよー。
もう何も言わずとも察してくれる薄色の三毛。女の子ってモデル頼むと必ず木のところに行くよな。
この子のねぐらは一昨年の台風19号で濁流に呑まれ破壊される被害を受けた。2週間ほど経って様子を見に行くと、堆積した土砂の上で途方に暮れていたものだった(こちら)。今はすっかり持ち直したようで良かった。
枯れ野の顔見知りがもう1匹。藪の中にはたくさんの猫が潜んでいるものと思われるが、黒白はとりわけ目立つのですぐに分かる。
逃げようとして背中を向けたところを1枚。散歩は次回へと続く。