だらだらと続く偏頭痛で仕事もブログも手につかず、昨日は業務上行かないわけには行かなかったので出勤したが、やはりまだ少し痛くてまったく集中できなかった。偏頭痛が始まるとすべてのタスクが止まるし精神的にも下がるので本当に困る。ちなみに仕事の方は来月から交代勤務に戻る予定で、中旬ぐらいから夜勤がちょくちょく入ってくると思う。これはとても複雑な気分でどう表現していいかすぐには思いつかないが、平日に休暇が取れるという点でまあいいかと思えなくもない(土日祝の休暇が心底イヤなので)。ただし夜勤の行き帰り、快適に散歩できるのは今の時期だけで、夏になったら灼熱地獄なので嬉しいとまでは言えない。
ここのところ気分が落ち込んで散歩どころではなかったので、今日は会津猫旅の2回目を紹介することにして本題に入る(前回の記事はこちら)。「只見線で……」というタイトルの割に沿線で見かけた猫は多くなかったが、車窓から見る風景は日常目にするのとは異質な深い森とダム湖で、初めて一人旅に出た小学生の時に感じた脅えと興奮を思い出した。こんなところで不用意に途中下車したらヤバいという畏れのような感情と、見たことのないものを見て感じたいという高揚。沿線の珍しい風土と可愛らしい猫たちの両方を見たり触ったりできる幸せな旅に俺は出ている。
朝のうちは霧が濃かったものの、歩いているうちにすっきり晴れて青空が広がった。2月12日朝、会津若松駅前のホテルをスタートしてから2時間あまりが経過して、そろそろ休憩した方がいいと思いつつ、もう少しだけと歩き続けているうちに次の猫を発見。民家のガレージでキジトラがまったりしていた。
私は東京から来た猫好きの者ですよ。もう少し近寄らせておくんなさい。
逃げ去ったキジトラのあとを追って通りに出ると、鉢割れのキジ白がちょこなんとしていた。知り合いかしら。
怪訝そうな顔つきだけど、拒絶する感じではなさそう。いい子だねー、おいでー。
そして、そんな俺たちの様子をじっと見つめる第三者の視線が……。
隙間からさっきのキジトラが現れた。ここに出てくるとは思っていたけど、ちょっと予想外の展開。
近寄ったら警戒して寝床から出てしまった。お騒がせして済みませんけど、逃げるついでにモデルをお願いしますよ。
奥の方に日なたぼっこ中のもいた。去年に比べれば積雪は少ないけど日差しは貴重。
黒白に怒られてすごすごと立ち去り、次に現れたのも縄張り巡回中と思しき黒白。
あとで調べたら2020年10月に見かけた子だった。その場所というのは今まさに向かおうとしている猫拠点で、可愛らしいのがわんさかいるので会津に来た時は必ず立ち寄っている。この子がいるならほかのみんなも元気にしているに違いないと意を強くして、急ぎ足で広い駐車場へ向かったのだった。この続きはまた今度。