秋の猫ハイキング(2)


奥多摩町の猫

 俺は昭和の人間なので和式便所上等のつもりでいたが、最近はすっかりウォシュレット依存症になってしまって、それなしでは生活が成り立たない。新居の便所に取り付けるべく、瞬間式のちょっといいやつを買ってあるが、水道の元栓の場所が分からなくて、まだ工事できていない。あと、猫ドアが1箇所必要になり、こちらも先日発注した。貸家のドアに穴を開けるわけにはいかないから、同じサイズのドアを作ってそちらに穴を開けてもらう。合板の安いやつで充分なので、予算は16,000円ほどを見込んでいる。
 そんなこんなで新居の方は細かな作業を残すだけとなった。今回の引っ越しは一軒家であり、一人作業であり、猫2匹ありで、未だかつてないキツさだったが、何とか無事に済んで良かった。
 今日紹介するのは奥多摩猫ハイキングの続き(前回はこちら)。猫集落の上の縄張りは黒系とキジ系の猫で構成されていて、これはアグチ遺伝子に優性のAと劣性のaが混在していて、なおかつ、上位の茶色遺伝子Oや白色遺伝子Wが存在しないことを示している。要するに、茶系色の多い下の縄張りの猫たちとは、あまり交流がないということだ。去年の夏に生まれたと思われる3匹の子猫も黒と黒白で、遺伝的に矛盾がなく分かりやすい。ちなみに黒や黒白のアグチ遺伝子の遺伝子型はaa
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 この子たちに初めて会ったのは1年前。ずいぶん立派になったねえ。
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 日の差す杣道をキジトラが散歩していた。
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 ねぐらの炊事場に立ち寄って、缶詰の匂いを嗅いだりしていたが、あいにく空っぽのようだ。
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 さらに上を目指すキジトラ。この上は猿の巣窟になっているから、やめておいた方がいいと思うよ。
奥多摩町の猫

 キジトラと別れて上の縄張りに戻ってきた。
奥多摩町の猫

 前回も少し触れたが、以前は上の縄張りで茶系色を見かけることはほとんどなかった。三毛が現れたということは、アグチ遺伝子より上位の茶色遺伝子Oが現れたということなので、今後は茶トラや二毛、三毛が増えてくるものと思われる。なお、この集落に白猫は存在しない。
奥多摩町の猫

「能書きはいいから遊んでよ」
奥多摩町の猫

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 撮影中、ずっとすりすりが止まらなかった黒。現在の猫集落で人懐っこいのはこの子ぐらいだと思う。ここは車などの危険はない反面、様々な野生動物と対峙しなければならないから、人懐っこい性格は不利に働くのかも知れない。
奥多摩町の猫

 一通り遊んだあとは、見晴らしの良い道端に落ち着いた。
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 背後でそんな様子を見ていた三毛。振り向いた途端、警戒モードになってしまった。
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奥多摩町の猫

奥多摩町の猫

 よそ者など滅多に来ない場所だから、こちらのことが気になるようだね。
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 9時半を過ぎて日が高くなり、猫たちの多くはお昼寝モードに入った。このあと俺は集落のいちばん上にある神社にお参りするため、急な山道を高低差150mほど登って下りて死にそうになった。たわわに実った柿の木には猿の群れが取りついていたが、俺に気づくと鋭く叫んで山の中へ逃げていった。ミュージシャン的に表現すると、この集落はsemple noborissimo。顔を真っ赤にして、息も絶え絶えに登っていると、俺の倍ぐらいの年齢の婆さんがゆったりと下りてきたりする。年寄りから学ぶ大切なことの一つは、脚力を維持しなければならないということだ。
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 この景色を眺めながら、顔見知りの婆さんが教えてくれた。あの山の向こうからは月が昇り、山肌の木々や集落がぼんやりと照らされて、それはそれはきれいなのだそうだ。いずれ機会があったら、夜に来て、その景色を見てみたいと思う。
奥多摩町の猫

 撤収前に下の縄張りを覗いてみたら、来た時とあんまり変わらないレイアウトだった。
奥多摩町の猫

奥多摩町の猫

 ご飯はもう終わっているはず。あとは見張り業務に精を出してくれ。
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 猫集落に到着したのが8時半で、そのまま氷川に戻るとなると、次のバスは11時すぎまでない。商店も自販機もない場所でそれは辛いので、1箇所寄り道することにして、さらに山の中へ向かう10時半のバスに乗った。
 バスを降りると猫発見。運がいいな。
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 きょとんとした表情のキジトラ。ここで猫を見かけるのは2回目だけど、君は初めてだね。
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 氷川に戻るバスまであと5分。ほかにも猫はいるかな(続きはこちら)。
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