前回の夜勤の時、「雨のステイション」を聴きながら仕事していたら、茶トラ係長のことを思い出した。係長は2年近く前に死んだので会うことは叶わないが、一人ぼっちになったスーダラ1号が、今も誰かに撫でられるのを待っている。猫小屋の前でぽつねんとしている姿を想像したら、居ても立ってもいられなくなり、夜勤前に訪ねてみることにした。
スーダラ君の写真をブログに載せたのは7月16日が最後だが、実はその後も何度か様子を見に行っている。いずれも夜勤前の昼下がりで、眠い時間帯だったせいか、スーダラ君は小屋の中で丸くなったまま、いくら呼んでも出てきてくれなかった。今日は気持ちの良い秋晴れだったせいか、日なたで撫でられ待機中だったのは幸運だった。
一通りごろごろすりすりしたあとは、一緒に日陰へ退避した。たくさん指を舐めてくれたので、動画も撮らせてもらった(こちら)。
緑の多い郊外の路地をゆるゆると歩いていると、向こうから1匹の猫がやって来た。
西立川時代に、この辺りで時々見かけていたサビだとしたら、とても歯が立たない。あの子は臆病すぎて、まともに撮れたためしがない。
指の匂いでご挨拶。スーダラ君にたくさん舐められたけど、ちゃんと手を洗ったからね。
フェンスの上の三毛はあどけない顔立ち。前回に続いて今日も子猫に会えた。
前回と前々回の黒白子猫は春の子猫。この子はきっと夏の子猫だ。
うーん、これを子猫と呼ぶかは微妙。さっきの三毛と同じくらいかな。
青2号の路地で足止めを食ったため、立川まで歩く時間がなくなってしまい、西立川へ戻ってバスに乗った。最後に立ち寄ったのは茶猫タウン北。
今日は新築後の人妻三毛ちゃん邸にキジトラがいるのを見かけた。ちょうど出てきた家主(恐らく先代の息子)は憮然としていて、猫を可愛がったり面倒を見たりしている様子は窺えなかった。とはいえあの辺りは猫と猫好きの巣窟なので、三毛ちゃんたちはどこかで元気にしているだろうとは思う。