« 1月 2019 2月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

2019-01-12
初雪の谷戸

 雪が降り出すのは夕方からと聞いていたが、仕事を終えて10時に職場を出るとすでに降っていた。気温は3℃ほどだったが上空から落ちてくる雪は乾いていて、傘の必要性は感じない。これなら散歩に支障はないだろうと判断し、多摩センターから大塚・帝京大学(という名の駅)まで歩くことにした。
 結晶の形を留めているなら写真に撮りたいと思うものの、衣服や地面に落ちた雪は撮りにくく、道端の寒椿の葉に乗った雪はすぐに溶けてしまう。植物というのは意外に温かいものらしい。そうこうしているうちに谷戸の公園に差しかかり、人の気配に気づいた2匹が鳴きながら飛び出してきた。
多摩市の猫

多摩市の猫

 鳴き声は大きくて元気に聞こえるが、喉元に若干やつれを感じる。風邪を引かないように気をつけなければいけないよ。
多摩市の猫

 六花咪は上機嫌。箱の中でじっとしていたらしく、擁壁に飛び乗って大きく伸びた。
多摩市の猫

多摩市の猫

多摩市の猫

 雪は猫の体にも落ちてくる。角板状結晶のように思うが、粒が小さい上に角が溶けてしまって分かりにくい。
多摩市の猫

 一通り遊び回ったあとは、落ち葉の上に落ち着いた。
多摩市の猫

 定点の猫民家。馴染の三毛が軒下で雪宿りしていた。
八王子市の猫

八王子市の猫

 相方のキジ白は今日も不在。割と活発に巡回しているらしく、近所の畑で見かけたことが何度かある。
八王子市の猫

 里山の小径に入ると、竹林の外れで猫が1匹寛いでいた。
八王子市の猫

 目を細めてこちらを見下ろしている。
八王子市の猫

八王子市の猫

 余裕かましていると思ったら、そうでもなかったみたい。これ以上近づかないから休んでいてくれ。
八王子市の猫

 怪しい挙動の猫発見。
八王子市の猫

八王子市の猫

 フェンスの向こうは猫パラダイス。たくさんの猫が住む家なので、時々こうして近所の猫が偵察に現れる。
八王子市の猫

 尾根伝いの小径を下りてくると再び住宅地に入る。雨戸の閉まった濡れ縁に二毛が佇んでいた。
八王子市の猫

 微妙に逸れた視線の先を追ってみると……、
八王子市の猫

 いつの間にか目の前に現れていた黒。向こうもこちらに気づいていなかったらしく、この直後、ドリフトかまして逃走。この構図を保持できたのはわずか0.2秒ほどだった。
八王子市の猫

Classification tagging : | | | | | |

2019-01-11
頑ななスッパニャン

 今日もお昼すぎを中心に強い北風が吹いたが、それを補って余りあるほどの日差しが降り注ぎ、最高気温は13.9℃まで上がった。上着を着て歩いていると暑いくらいで、猫も日なたに出ているだろうと期待していたが、実際に歩いてみるとそれほどでもなかった。暖かすぎてみんなお昼寝してしまったのかも知れないし、めじろ台~狭間というコース選定が良くなかったのかも知れない。あまり開拓の進んでいない地域ではあるが、気象条件は良かったので、もう少し会えると思っていた。
 最初にカメラに収まったのは、定位置のスッパニャン。最近いつも同じ場所にいるし、カメラを向けてもどうせ目をつぶっちゃうし、見かけてもスルーすることが多くなっていた。
日野市の猫

 ほら、やっぱり目を閉じている。
日野市の猫

 とはいえ、引っ越しまで1ヶ月を残すばかりとなり、この街の猫たちとも名残を惜しむ時期に入った。あと何回かはモデルになってもらうので一つよろしく。
日野市の猫

 茶ファミリーのみんなもね。
日野市の猫

日野市の猫

 めじろ台駅に到着したのは12:21。ここをスタート地点に設定したことは今までに二度しかなく、猫の発見までに至ったことはたった一度だけ。前回訪れたのは真夏で34.7℃という気温だったが、民家の奥の方で1匹伸びているのを見かけたので、いないわけではないことは分かっていた。
 ほら、やっぱり。
八王子市の猫

八王子市の猫

 生垣を見上げていた茶トラ白。何かが潜んでいた可能性もあるが、すでに逃亡したあとなのか、俺の目には見えなかった。
八王子市の猫

 えー、君も行っちゃうのー?
八王子市の猫

八王子市の猫

 逃げ切る前に一旦停止して振り向いてくれた。話の分かるヤツで良かった。
八王子市の猫

 だだっ広い駐車場の真ん中に猫が1匹。
八王子市の猫

八王子市の猫

 やはり接近不能。いくら広くても地面が砂利だと厳しい。
八王子市の猫

 こちらは定点の猫ポイント。黒い塊がフェンスを覗いていた。
八王子市の猫

八王子市の猫

 人んち覗いて怪しいヤツだな。
八王子市の猫

 「お前は今まで散々他人の家にカメラを向けておいて、どの口でそれを言うか」
八王子市の猫

Classification tagging : | | | |

2019-01-10
台湾の東西南北の猫(14)

 先日、仕事の帰りにスーパーに寄ったら、魚介コーナーに生牡蠣が並んでいた。俺は牡蠣が大好きで、機会あるごとに食べているが、今までで最も印象深いのは、気仙沼の魚市場で買った超巨大牡蠣だ。あれは本当にでかくて旨かった。20年ほど前のごく短い間、仕事の都合で宮城県豊里町(現在の登米市)に住んだことがあり、快速列車なら気仙沼まで1時間半ほどで行けたし、石巻や志津川ならもっと近かった。
 そして今日紹介する雲林県台西郷も、街中の至るところに牡蠣殻が山積みになっている、牡蠣好きには垂涎の土地。……少なくとも訪れるまではそう思って、台湾の牡蠣料理を食べることを楽しみにしていたんだが、いざ街を歩いてみると、牡蠣料理どころか食堂自体がほとんど見当たらない。あとで調べたところによると、台湾では牡蠣のことを「蚵仔」と書くそうで、店があったとしても、どのみち見落としていた可能性が高い。
 台西郷は人口23,000人ほどの長閑な村落で、牡蠣殻のほかにはこれといった見所もなければ宿泊施設もない。台湾人ですら知らない人が多いというほどの街をわざわざ訪ねたのは、ひとえに台湾の東西南北で猫を探すためだ。猫旅4日目(11月15日)、新竹から高鉄に乗って雲林に移動し、タクシーを飛ばすこと30分。台西郷最大の社交場・セブンイレブンに到着したのは12:15のことだった。相変わらず空は青く澄み切っていたが、海から近いせいか、気温は26.1℃とやや過ごしやすくなっていた(前回の記事はこちら)。
 猫もぼちぼちと出ているようだ。
台西郷の猫

 三毛ちゃんこんにちは。今日のお昼ご飯は焼き魚定食ですか。
台西郷の猫

 田舎の猫は警戒心が強いな……。
台西郷の猫

 猫情報どころか観光情報すらほとんどない土地で、盲目的に歩き回って猫に会えるものなのか、不安に思っていたが、ひとまず東西南北の「西」を達成できて一安心。残すは「南」の台南を残すのみとなった。
 三毛ちゃんは日なたでご飯を食べていたが、強い日差しの下、大方の猫は日陰に逃れているようだ。
台西郷の猫

台西郷の猫

 黒白はとっとと逃亡。君だけが頼りだよ。
台西郷の猫

 「だって怖いもん」
台西郷の猫

 「僕は平気だから遊ぼう!」
台西郷の猫

 どきどき。
台西郷の猫

台西郷の猫

 「へっぴり腰じゃん」
台西郷の猫

 突き当たりの路地を覗いてみると、道路の真ん中で行き倒れ的に伸びているのがいた。
台西郷の猫

台西郷の猫

 お寛ぎのところ済みませんね。ちょっとだけモデルを頼むよ。
台西郷の猫

 「嗯、可以哦(うん、いいよ)」
台西郷の猫

 しかし、その後ろで逃げ惑う猫たち……。
台西郷の猫

台西郷の猫

 「日本人不善於靠近(日本人はアプローチが下手ね)」
台西郷の猫

 牡蠣殻横丁とでも言うべき路地の奥に猫発見。山積みになっていてすごいなあ。
台西郷の猫

 殻には紐が通してあって、一纏めにして保管してあるようだ。捨てた殻が山になっているのかと思っていたけど、そうではなさそうだ。
台西郷の猫

 「観光客なんて珍しいから僕が特別に教えてあげましょう。牡蠣の養殖には大きく分けて5つの工程があり、ここに積んである牡蠣殻の山は、最初の工程に使われる『採苗連』という大切な道具なのです。このように牡蠣殻を紐に結わえて、筏から吊るしておくと、海中を漂う蚵仔苗(牡蠣の幼生)が付着するのです。この工程を採苗といい、付着した蚵仔苗がある程度大きくなったら、採苗連から外して、新たな針金に吊るしてさらに育成するのです。主に筏式垂下法や延縄垂下法といった養殖法で使われる方法です」
台西郷の猫

 「出典は広島市農林水産振興センターだよ! それじゃ僕は逃げるから掰掰バイバイ!」
台西郷の猫

 猫を探しに行って牡蠣を学べるなんて、何と広がりのある旅なんだろう! 爽やかに逃走した黒に感謝しつつ、住宅の軒先でさらに1匹発見。
台西郷の猫

台西郷の猫

 鄙びた田舎町だと思って舐めてかかっていたが、蓋を開けてみるとこれが盛況。これだけいてくれれば、暑くても頑張ろうという気になる。次回の記事も丸々台西の猫を紹介するのでお楽しみに!
台西郷の猫

Classification tagging : | | | | |