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2018-12-11
君はいつか会った子?

 風邪のような風邪じゃないような中途半端な状態で、鼻がぐずぐずしたまま治らない。台湾では熱中症スレスレで散歩して、帰国してからは気温の乱高下で出かけるたびに季節が違うような日々が続き、今日は降って湧いたように冬になった。八王子で今シーズン初の氷点下を記録した中、今朝は頑張って早起きして福生の猫たちに会いに出かけてきた。せっかく行くからには知り合い全員に会いたいわけだが、相手は猫なのでそう都合良くは行かない。今回は踊り子さんの妹分に会えたことを喜ぶことにして、残りは次回の課題にする。本来この季節は関東特有の雲一つない冬晴れの日が続くはずで、朝日の差す時間になれば、猫たちが一斉に出てきて毛繕いを始めるんだが、今年は晴れること自体が少ない上に、表記上は「晴れ」になっていても雲を伴うことが多い。猫たちの行動パターンも拡散しがちなので、例年よりかなりやりにくさを感じている。
福生市の猫

 で、こちらが踊り子さんの妹分の三毛。何だかんだで5ヶ月ぶり。
福生市の猫

 視線が冷たいような気もするが、付き合いは長い。6年前と同じ行動パターンなので、生活は比較的安定しているものと思われる。
福生市の猫

 寂れた歓楽街を抜けて住宅街に差しかかると、空き地の向こうに白いのが見えた。
福生市の猫

福生市の猫

 やや後ピンになったお陰で、冬毛が逆立っているのがよく分かる。今朝はとても冷え込んだからなあ。
福生市の猫

 定点の猫路地を覗くと、塀の上で2匹の猫が弱い日差しに当たっていた。
福生市の猫

福生市の猫

 黒味の多いサビはここで暮らす子。
福生市の猫

 相方の黒は病気に罹ったのか、前回会った時よりずいぶんヨレていた。手厚くしてもらってはいるはずだが、冬場はこういうことになりやすい。
福生市の猫

福生市の猫

 思い出せないぐらい前に一度だけ猫を見かけたことのある民家で再び猫発見。
福生市の猫

福生市の猫

 正面から近寄ってみると、あどけない感じのキジ白だった。
福生市の猫

 以前ここで見かけたのは銀三毛だったなあ。あの子はもういないのかしら。
福生市の猫

 ……と思ったらデッキの上にいた。模様が少し違うようだけど。
福生市の猫

福生市の猫

 この子も5年半前に見かけた子も、茶色+銀トラ+白のいわゆる銀三毛。キジ三毛の遺伝子型ww Oo A- B- C- ii D- S-のうち、I遺伝子座が優性のI-に変異し、フェオメラニンの生成が阻害されることでキジ色から黄色味が抜けて、このような毛色の組み合わせになる(I遺伝子は茶色のO遺伝子より下位なので茶色には影響しない)。銀三毛がそう珍しいわけではないが、6年越しに同じ家で見かけた子なので、どうしても親子関係を疑ってしまうし、もしそうだったらとても嬉しい。
福生市の猫

 歩いているうちに雲が厚くなってきて、気温も5℃ほどで止まったまま上がらない。こういう時は本当に探しにくくなるので、半ば諦めていたが、定点の黒白は今日もいてくれた。
福生市の猫

福生市の猫

 何も考えずにシャッターを切ったら鼻筋が白飛びしてしまった。君の顔は露出が難しいね。
福生市の猫

 公園の隅でぽつねんとしていた黒白。呼んだらこちらを振り向いた。
福生市の猫

福生市の猫

 ひげ袋の黒ぽっちが可愛い子。
福生市の猫

 今日の散歩も線路端の三毛婆さんが最後だった。
福生市の猫

福生市の猫

 遠くからディーゼル機関車の汽笛が聞こえてきて、よく考えたら今日は貨物列車の運転日だった。事前に通過時刻を調べておいて、写真でも撮ればよかった。
福生市の猫

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2018-12-10
台湾の東西南北の猫(7)

 三連休の初日は朝から出かけて横浜ズーラシアのメロディさんに会い、夜は多摩センターで仕事関係の飲み会に参加したんだが、あくる朝から激しい頭痛に見舞われて、連休中にやろうと思っていたことが何一つできなかった。日本酒が主体の飲み会で、ある程度の二日酔いは覚悟していたが、三日間まるまる回復しないというのは考えにくい。いつもの偏頭痛の激しいやつだと気付いたのは昨夜になってからだった。猫関係業務の方もまったく進捗がなく、今日は事前に用意しておいた台湾猫旅を載せることにする。
 猫旅2日目(11月13日)は瑞穂温泉の人懐っこい黒白から始まり、その後タクシーで玉里の猫たちに会いに行き、さらに太魯閣号で台東駅に到着したのが11:10。市街地から離れた台東駅の周囲は寂れ切っていて、列車から降りた人たちは三々五々どこへともなく散っていく。台湾の公共交通機関は運賃がとても安く、台東駅から台東轉運站(バスセンター)まで7km、20分の道のりのバス代は25元(約91円)だ。そんな値段ではさぞかし混んでいるだろうと身構えていたが、いざ乗ってみると乗客はまばらで、列車から降りた客の大部分は迎えの車やスクーターに乗ったようだ。台湾の地方路線バスはどこも利用者が少なく、経営が成り立っているのが不思議なくらいだが、台東駅〜台東轉運站のような基幹路線も例外ではなかった。
 猫の方は前回に続き台東駅の駅裏から。人口10万人程度の街とはいえ、日中帯の繁華街はスクーターが多すぎて精神的に辛く、寂れた駅裏に回ったわけだが、それが幸いして、可愛らしいのに何匹も会うことができた。
 この子はとある団地で見かけた黒白。いわゆる一つの「逃げ腰」。
台東市の猫

台東市の猫

 地べたに座って落ち着いたと思ったのも束の間、次の瞬間、見えなくなるまで逃げてしまった。
台東市の猫

 とある路地の車の上で、にゃあにゃあ鳴いているのを発見。向こうもこちらを見つけてダッシュしてきた。
台東市の猫

 すごい、尻尾ぴーんだ!
台東市の猫

 つかつか。
台東市の猫

台東市の猫

 これはどうもご丁寧に。
台東市の猫

 指でご挨拶のあとは、ごろーん。
台東市の猫

 さっきの黒白みたいに、見えなくなるまで逃げるのもいるし、この子みたいに、見えないうちから駆けてくるのもいるし、おじさんもうどうしていいか分かんないから動画を撮ってみたよ。
台東市の猫

 「あれ? 一緒にやらないの?」
台東市の猫

 一緒にやりたいのは山々だけど、強制送還されると困るので……。
台東市の猫

 向こうからもう1匹、大白斑のクリーム白が現れた。
台東市の猫

台東市の猫

 2匹は知り合いみたいね。一直線に近寄ってくる。
台東市の猫

 車の下に潜った茶トラ白と見つめ合っているところ。
台東市の猫

 ありゃ、踵を返して逃げちゃった。関係性の分からない2匹。
台東市の猫

 「ここ、私の縄張りなんですけど」
台東市の猫

 前回の記事でも触れた、かつての台東旧駅へ至る廃線区間。現在は一部区間が「台東山海鐵馬道」という名のサイクリングロードに転用されている。今さら言うまでもないが、台湾はGIANTという世界的自転車メーカーを擁する自転車大国であり、愛好家も多く、このようなサイクリングロードが全国各所に整備されている。この日は平日だったせいかチャリダーの往来はなく、ひっそりとした木立の脇に猫が1匹佇むのみ。
台東市の猫

 野良然とした野良猫。日本製高級カリカリ食べるかな。
台東市の猫

 「我怎麼也不求乞你(施しなんかいらねえよ)」
台東市の猫

 じーっ。
台東市の猫

台東市の猫

 地面にひとつまみのカリカリを置いてその場をあとにした。次回は太麻里郷から。
台東市の猫

2018-12-07
オセロットに会いに

 台湾から帰ってから休日に猫散歩するのは今日が初めてかも知れない。連休がなかったこともあるが、それよりもモチベーションの低下が顕著で、一日中うだうだしたまま休日を終えることが多かった。そうこうしているうちに、行きたい場所や会いたい猫だけは増えて、順番待ちみたいな状態になってきたので、久しぶりに朝から出かけることにしたのだった。
 「行きたい場所リスト」のいちばん上にあったのは横浜線の中山。もっと正確に言うと、中山駅から3kmほど南にあるズーラシア(横浜市立よこはま動物園)だ。ここには美しい被毛を持つことで知られるオセロットがいて、24歳と高齢ながらなかなかの美人さんだと聞いていた。以前は複数のオセロットがいたそうだが、年下の仲間たちが高齢で他界していき、現在はメロディという名のメスが1頭だけで暮らしているとのことだった。この個体は我が国で飼育展示されている唯一のオセロットでもあり、一度会ってみたいと以前から思っていた。
 通学の子供たちがいなくなる8時ごろに着くよう、家を出たのは6:50とやや遅め。曇っていたのでそれでもかなり暗かったが、中山に着いたころには撮影に差し支えない程度に明るくなっていた。
 ズーラシアの開園は9時半。駅からバスで向かうことを考えても、それまで1時間以上あるので、3年ほど前に横浜線猫行脚で訪れた猫拠点(こちら)へ行ってみることにした。ズーラシアとは反対方向で急坂もあるが、15分ほど頑張って歩いていると、見覚えのある住宅地に猫が出ているのが見えてきた。
横浜市の猫

横浜市の猫

 みんな元気そうだね。
横浜市の猫

 お寛ぎのところ済みませんが、ちょっと写真を撮らせてくださいな。
横浜市の猫

 連れない三毛と二毛は引っ込んでしまい、坂の上の茶トラ白だけがこちらを眺めている。
横浜市の猫

 「写真撮るってさー」
横浜市の猫

横浜市の猫

 「おー」
横浜市の猫

 呼ばれて出てきた黒と一緒にポーズ。いやありがたい。
横浜市の猫

 「お安いご用だよ」
横浜市の猫

横浜市の猫

 地面の俺たちを見下ろす猫もいる。前回来た時もそうだったが、この辺りには夥しい数の猫が暮らしているので、こうして引いて撮った写真だと、気づかないうちに写り込んでいるのがいるかも知れない。
横浜市の猫

 「我々にも全貌は分からないのだよ」
横浜市の猫

 だろうね。前回の写真を見ても、重複している子がいないもの。
横浜市の猫

 この写真には少なくとも4匹写っている。答えは書かないので探してみてね。
横浜市の猫

 まあこの子はすぐに分かると思うけど。
横浜市の猫

横浜市の猫

 無尽蔵に出てきそうだけど、開園時間が近づいてきたので、そろそろ駅に戻ろうかな。ギタリストみたいな顔の君も元気でね。
横浜市の猫

横浜市の猫

 唐突に、メロディさん登場。
横浜市の猫

 じーっ。
横浜市の猫

 メロたん可愛いよ……。
横浜市の猫

 がりがり。
横浜市の猫

 ぺろぺろ。
横浜市の猫

横浜市の猫

 メロディさんは高齢と聞いていたので、縁側で動かない老猫みたいなのを想像していたんだが、思ったよりぜんぜん若々しくて動きも活発だった。オセロットの体長は65〜120cm、体重は9〜16kgだそうで、メロディさんもイエネコの1.8倍ほどの体格だ。昔読んだ「ゾウの時間・ネズミの時間」という本によれば、哺乳類の生物学的時間は体重の0.25乗(4乗根)に比例するそうで、オセロットの体重が12kgとすれば、寿命は約19.1年と出る。イエネコで24歳といえば人間の112歳に相当するが、オセロットにとってはそれほど驚異的な数値ではないのかも知れない。
横浜市の猫

 今日の主役は美人小型ネコ科動物・オセロットのメロディさんでした。なお、小型ネコ科動物を訪ねる記事は、このほかにリビアヤマネコ編マヌルネコ編があるので、そちらも併せてお楽しみください。
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